ガルーシャ(エイ革)の歴史
悠久の歴史に想いを馳せる
美しくきらめくガルーシャ(エイ革)。
それは、時代の貴族や王族に密かに愛されてきた希少なジュエルレザー。
世界のセレブリティに今なお、愛され続けているガルーシャの歴史に迫ります。
フランス貴族の愛蔵品としての発展
ガルーシャはひとりのフランス人によって、18世紀大きな発展を迎えます。
そのフランス人の名前はジャン・クロード・ガルーシャ(Jean-Claude Galuchat)。
刀剣の柄(つか)や鞘(さや)をガルーシャに施す一流の職人だったガルーシャは、
家具や小物類の制作にガルーシャを取り入れ、一躍有名となり、ときのフランス国王ルイ15世の目に留まり、
貴族の御用達として多くのコレクションを制作。
このことからエイの革は彼に敬意を表し「ガルーシャ」とも呼ばれるように。
ガルーシャは多くの貴族に愛される芸術品として昇華されていきました。
悠久のアラビアンナイト。それは生命力と強さへの憧れ
18世紀に発展を迎えたガルーシャ。
しかしその起源は紀元前に栄華を極めたペルシャ帝国までに遡ります。
しなやかながらも素晴らしい耐久性を誇り、
極小の天然石を敷き詰めたような表面は滑りにくく、
剣の持ち手や鎧の一部の装飾に使用されることが多かったと言われています。
なにより、尾針で人を死に至らしめるガルーシャは、
トラやワニと同じく畏怖の対象であり、
そのチカラを借りるべく、装飾を施したと考えられています。
シルクロードに乗って
悠久のアラビア(ペルシャ)から、シルクロードの長い旅を経て、
日本に辿り着いたのは6世紀ごろの古墳時代。
「鮫皮」や「梅花皮(かいらぎ)」と呼ばれ、
ペルシャと同じく刀の持ち手に利用されていました。
鎌倉時代にもなると、その粒感と耐久性に目を付けた宮大工がやすりとして用いるように。
江戸時代にはそこから着想を得た職人が、おろし器として活用。
金属と違い、風味を損なわない鮫皮(エイ革)のおろし器は、
今でも高級おろし器として多くの料亭で使われています。
実はさまざまな用途として利用されてきたガルーシャ。
長い歴史があるにも関わらず、その用途は限られてきており、
いまではメゾンのオート・クチュールなど限られたお客様にしか紹介されない
知る人ぞ知る存在に。
私たちはその素晴らしい特性と美しい表情に心を奪われ、LONVAを設立。
悠久の時に想い馳せ、
多くの方に愛していただける
新たなガルーシャの歴史を刻んでいきます。
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